夜の静けさに星が溶ける
瞼震わす ぽたり 涙が落ちる
脳裏を掠める あなたの背中
笑い顔なんて もう思い出せない

ひとり ベッドに潜り込んで きつく目を閉じるの
夜明けがこないように どうか

こんなに愛してるのに なぜ離れていくの?
朝陽を見るのは あなたが帰ってきたとき
夜の隙間に 朝をそっと紛れ込ませて
眠るわ


夜の影に月も隠れる
窓の外 ゆらり 薔薇が揺れる
耳を掠める 誰かの祈り
笑い声なんて もう思い出せない

あなたが いない夜なんて ただ暗いだけなの
星屑散りばめた空 もう一度

こんなに愛してるのに あなたは違うの?
あなたに逢えるならば 虚しい夢でもいい
心の奥に 想い深く深く沈めて
眠るわ


あなたの隣に私 薔薇に抱かれて
そっと頬に触れて 微笑みあうの

夜が囁く 優しい幻想
二度と来ない日に ぽたり 涙が落ちた


こんなに愛してるのに どうして逢えないの?
本当は知ってるわ あなたが夜の空にいること
月の彼方に 真実そっと置いたままで
眠るの



Noctis






前回の詩更新から二年…!?
時間たちすぎだろ、とか思いつつもいそいそ更新いたしました。
歌詞…になってます。なので、似たようなフレーズが出てきたり。
Noctisはラテン語で「夜」という意味です。


09.10.10