[ not title@1 - 蒼い宇宙 ] 「あーあ………」 少年は空を仰いだ。 清々しい青空――を、最後に見たのはいつだろう。 いつだって、自分の罪と比例するかのように深くなっていく闇色。 宇宙を透かして見ている様な感じ。 「あれくらい黒かったら、俺の罪も………」 誤魔化したって、誤魔化しきれるようなものではないけれど―― 紛れさせて、消してしまえるのだろうか。 薄らと記憶に残る蒼い世界を、再び見る日が来る前に―― 俺の紅く染まった身体が、日を浴びてしまう前に―― 他の人々と違うって、思い知らされる前に―― いっそ、闇を照らす星になりたい。[ not title@2 - 過去の、 ] 「じゃあ、ね、」 今までで一番綺麗に、透明に、彼女は微笑んで。 「、待っ」 伸ばした手は、細い手首を掴むことができずに。 「ねえ」 こうして彼女は、 「大好き、だったよ。あなたのこと」 過ぎ行く過去の、思い出の、人になってしまった。Thank you for reading. ![]()